Q. 【費用】直葬と火葬式の費用差はどのくらいですか?
直葬と火葬式の費用差は、一般的には5万円から10万円程度であることが多いです
直葬と火葬式はどちらも通夜や告別式を行わない簡素な葬儀形態ですが、火葬式では火葬炉の前で簡単な読経や別れの儀式を行うため、その分の施設利用料や僧侶への戒名料・お布施、物品費用が加算されます。
状況
高齢の親族が逝去し、葬儀の費用をなるべく抑えたいと考えているものの、直葬と火葬式の具体的な違いや金額の差が分からず、どちらのプランで申し込むべきか火葬場の予約を前にして判断が止まってしまう遺族は少なくありません。
背景・基本的な考え方
直葬と火葬式は、現代の経済的理由や家族形態の変化に伴って需要が高まっている極小規模な葬送方法です。直葬は遺体を安置場所から直接火葬場へ搬送して火葬する最もシンプルな形式であり、火葬式は火葬の直前にわずかなお別れの時間を設ける形式を指します。どちらも基本的には同じ流れを汲みますが、儀式の有無によって発生する人件費や物品費に違いが生じます。
判断基準
費用差を決定する基準は「火葬の直前にお別れの儀式や読経を行うかどうか」です。儀式を行うための専用室の利用料や、僧侶を呼ぶ際のお布施、参列者に配る返礼品の有無によって最終的な差額が確定します。
具体的な選択肢
- 直葬(費用最優先の選択肢): 儀式を一切行わず、遺体の安置後にそのまま火葬を行うため、最も費用を抑えられます。
- 火葬式(お別れ重視の選択肢): 火葬炉の前や小部屋で5分から10分程度の読経や花入れの儀式を行うため、直葬より数万円程度高くなります。
手順・流れ
- 医師から死亡診断書を受け取り、葬儀社へ直葬か火葬式のいずれかを指定して安置の手配を依頼します。
- 火葬場の空き状況を確認し、火葬の日時を決定して予約を確定させます。
- 火葬式を選ぶ場合は、火葬に先立ち現地で僧侶による読経や最後のお別れ(花入れなど)を執り行います。
費用の目安
| 供養方法 | 費用 | 期間 | 持ち物 |
| 直葬 | 15万円〜25万円 | 死後24時間以降 | 死亡診断書 |
| 火葬式 | 20万円〜35万円 | 死後24時間以降 | 死亡診断書・数珠 |
地域・宗派の違い
都市部では火葬場の混雑により安置日数が延び、安置料金が追加されて費用差が広がる傾向があります。また、菩提寺がある宗派(伝統仏教など)の場合、直葬であっても戒名や授与の有無でトラブルになることがあり、火葬式で短時間の読経を依頼するケースが地方を中心に多く見られます。
注意点
- 直葬を選んで火葬場でお別れの時間を全く設けないと、後から「最後の手を合わせる時間すらなくて後悔した」と親族間でトラブルになる場合があります。
- 菩提寺に無断で直葬や火葬式を執り行うと、先祖代々の墓への納骨を拒否されるリスクがあります。
- 最も安価なプラン内に「遺体の安置料金」や「ドライアイス代」が何日分含まれているか確認しないと、火葬待ちの期間に比例して追加料金が発生する場合があります。
このような方に向いています
- 葬儀にかける費用を最小限に抑えたい方
- 身内だけの非常に少ない人数で見送りたい方
- 故人の強い遺志で大がかりな儀式を望まない方
よくある誤解
直葬と火葬式は完全に同じものと思われがちですが、実際には火葬場で棺の中に花を入れたり、お経をあげたりする「儀式の有無」という明確な違いがあります。
次の行動
① 親族間で「火葬直前のお別れの時間や読経が必要か」を話し合って方針を決めます。
② 検討している葬儀社から、直葬と火葬式それぞれの詳細な見積書を取得します。
③ 菩提寺がある場合は、直葬や火葬式で進めても納骨に問題がないか事前に連絡して確認します。
迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
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