Q. 【比較】樹木葬と永代供養墓では費用はどちらが安いですか?
一般的には合祀型の永代供養墓のほうが、樹木葬よりも費用が安くなります
永代供養墓の合祀プランは数万円から選べるケースが多く、個別の区画やシンボルツリーを必要とする樹木葬よりも初期費用を抑えやすいのが特徴です。ただし、樹木葬であっても他の方の遺骨と一緒に埋葬される合祀型を選んだ場合は、永代供養墓と同等に安い費用で納骨できる例外もあります。
状況
一般墓の建立は高額なため、費用を抑えられる樹木葬や永代供養墓を検討しているものの、それぞれの具体的な金額差や管理負担の違いが分からず、最終的な購入先を決めあぐねている遺族は非常に多く存在します。パンフレットを取り寄せたものの、納骨人数や個別の安置期間によって総額が変動するため、どちらが自分たちにとって真に安くて最適な選択肢なのか判断停止状態に陥っています。
背景・基本的な考え方
樹木葬と永代供養墓は、どちらも墓後の管理や供養を霊園が代行してくれる「永代供養」が付いている点では共通しています。しかし、その費用に差が出る理由は、お墓の構造と土地の利用形態にあります。永代供養墓はコンクリート製の納骨堂や専用のモニュメントに多くの遺骨を集約して納骨する構造が多いため、土地の造成費や管理コストを最小限に抑えられます。一方で樹木葬は、草木やシンボルツリーを植栽・維持するための造園費用や緑地管理費が上乗せされるため、一般的に永代供養墓よりも相場が高くなる傾向があります。
判断基準
どちらの供養方法が安くなるかは、「遺骨を個別に安置する期間」と「納骨する人数」という2つの軸によって決まります。
初期費用を最安に抑えたい場合は、最初から他人の遺骨と混ぜて埋葬する合祀型の永代供養墓が最も有力な選択肢となります。しかし、将来的に家族複数人で同じお墓に入りたい場合は、人数分の永代供養料がかかる永代供養墓よりも、1つの区画に3名〜4名まで一括で納骨できる樹木葬の家族プランを選んだほうが、1人あたりの単価が安くなるケースもあります。
具体的な選択肢
予算や希望する供養形態に合わせて、主に以下の3つの選択肢から比較検討を進めることが一般的です。
- 合祀型(永代供養墓・樹木葬):最初から他の方の遺骨と一緒に1つの空間に埋葬する、最も費用を抑えられる選択肢です。
- 個別安置型(永代供養墓):一定期間(13回忌や33回忌など)は専用のロッカーや棚に個別に安置され、期間満了後に合祀されるプランです。
- 個別区画型(樹木葬):家族ごとに専用の区画やプレートが用意され、植物のふもとで個別に眠ることができるプランです。
手順・流れ
費用を正しく比較し、納得のいくお墓選びを行うためには、以下の手順に沿って確認を進めていきます。
まず最初に、お墓に納骨したい予定人数と、将来的に個別の期限を設ける必要があるかどうか家族の意向を整理します。次に、候補となる霊園や墓地から見積書を取得し、基本料金だけでなく「入会金」「銘板彫刻代」「法要お布施」といった総額費用を算出します。最後に、現地を見学して管理状況を確認し、家族全員が納得した段階で契約手続きへと進みます。
費用の目安
樹木葬と永代供養墓の代表的なプランにおける一般的な費用の目安、安置期間、契約時に必要な持ち物は以下の通りです。
| 供養方法 | 費用 | 期間 | 持ち物 |
| 合祀型永代供養墓 | 5万円〜30万円 | 永代(最初から合祀) | 埋火葬許可書・申込者の印鑑 |
| 個別型永代供養墓 | 30万円〜100万円 | 13年〜33年(その後合祀) | 埋火葬許可書・申込者の印鑑 |
| 合祀型樹木葬 | 10万円〜40万円 | 永代(最初から合祀) | 埋火葬許可書・申込者の印鑑 |
| 個別型樹木葬 | 50万円〜150万円 | 7年〜33年(その後合祀) | 埋火葬許可書・申込者の印鑑 |
地域・宗派の違い
お墓にかかる費用や供養の形式は、お住まいの地域や寺院の宗派によっても差が生じます。
都市部では土地が限られているため、省スペースで参拝できるビル型の永代供養墓や、コンパクトな屋内型の樹木葬が多く、地方に比べて費用相場が高騰しやすい傾向があります。また、民営霊園では宗派を問わないことが大半ですが、在来仏教の寺院が管理する永代供養墓や樹木葬の場合、特定の宗派に限定されたり、購入後にその寺院の宗派の教えに従って法要が行われたりすることがあります。
注意点
契約後のトラブルを防ぐために、以下のリスクと結果を事前に把握しておく必要があります。
- 安さだけで合祀プランを選んでしまうと、後から「別のお墓に改葬したい」と思っても二度と遺骨を取り出せなくなります。
- パンフレットの最安料金だけを見て契約すると、管理料や年間維持費が別途毎年発生して総額負担が増える場合があります。
- 親族に相談なく費用を重視してお墓を決めてしまうと、納骨後に「一族のお墓としてふさわしくない」と親族間でトラブルに発展するケースがあります。
このような方に向いています
費用面と特徴を踏まえると、それぞれの供養方法は以下のような要望を持つ方に適しています。
- とにかく初期費用を最小限に抑え、子供に金銭的負担を一切残したくない方(合祀型永代供養墓)
- 予算は抑えたいものの、一定期間は家族水入らずで個別に安置してほしい方(個別型永代供養墓)
- 無機質な建物ではなく、自然に囲まれた明るい環境で眠りたい方(樹木葬)
- 承継者はいないが、夫婦や家族だけで同じ区画に入りたい方(家族向け樹木葬)
よくある誤解
樹木葬や永代供養墓の費用に関しては、誤った前提で比較されていることが少なくありません。
永代供養が付いているお墓はすべて「追加費用が一切かからない」と思われがちですが、実際には個別の安置期間中だけ年間管理費の支払いを求められる施設もあります。また、樹木葬は永代供養墓よりも常に高いと思われがちですが、他の方と共同のシンボルツリーを使用する合祀型の樹木葬を選べば、永代供養墓と変わらない低価格で購入できる場合もあります。
次の行動(重要)
理想のお墓を費用面・管理面ともに納得して選ぶために、まずは今すぐ以下の3つの行動を起こしましょう。
① 最終的にそのお墓に納骨する「具体的な予定人数」を家族で話し合って確定させる
② 候補となる霊園の資料を請求し、基本料金以外にかかる「初期費用・年間管理費の総額」を書き出す
③ 費用が安い合祀型にするリスクについて親族の承諾を得てから見学予約を入れる
迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
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樹木葬と永代供養墓のどちらが予算内に収まるか、納骨人数や将来の管理負担まで含めて見積もりを比較しながら状況整理が可能です。
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