Q. 【選び方】仏壇じまいの費用を抑えるための選び方は?
一般的には閉眼供養のみを僧侶に依頼し、仏壇の処分は自治体の粗大ゴミを利用する選び方が、仏壇じまいの費用を最も抑えられます
専門業者に一括依頼する方法もありますが、自分で手配を分けることで出費を最小限に抑えることが可能です。
状況
実家の片付けや住み替えに伴い、これまで引き継いできた仏壇を処分しなければならない場面で、多くの人が費用の負担感に直面します。供養や処分の手続きをどこに依頼すれば費用が安くなるのかの基準が分からず、具体的な行動を起こせないまま悩む遺族は少なくありません。
背景・基本的な考え方
仏壇じまいは、単に家具を廃棄する行為ではなく、魂抜き(閉眼供養)と呼ばれる宗教儀式と、仏壇本体の物理的な処分という2つの側面を持っています。費用を抑えるための基本的な考え方は、宗教的な儀式と物理的な処分を切り離し、それぞれに最適な方法を個別に選択することにあります。
判断基準
仏壇じまいの費用を抑えるための判断基準は、「自分でどの程度の手間をかけられるか」と「菩提寺との関係性」の2点によって決まります。すべての工程を専門業者に一括で委託するか、あるいは供養と処分を別々の窓口に手配するかによって、総額の費用が大きく変動します。
具体的な選択肢
- 自治体の粗大ゴミを利用する処分:最も費用を抑えられる方法であり、閉眼供養を済ませた仏壇を地域のゴミ処理ルールに従って処分します。
- 仏壇店や供養専門業者への依頼:供養から搬出、処分までをワンストップで代行してくれますが、人件費や運搬費が含まれるため費用は高めになります。
- 不用品回収業者への依頼:他の不用品と一緒に引き取ってもらえるため手間はかかりませんが、供養の有無を確認する必要があり、費用も一律ではありません。
手順・流れ
- 菩提寺や僧侶派遣サービスへの連絡:仏壇から魂を抜くための「閉眼供養(魂抜き)」の日程を調整し、お布施の金額を確認します。
- 閉眼供養の執り行い:僧侶を自宅に招く、あるいは仏壇の引き取り時に、お経をあげてもらい宗教的な儀式を完了させます。
- 自治体の粗大ゴミ受付への申し込み:閉眼供養が終わった仏壇のサイズを測り、自治体の粗大ゴミセンターへ回収の予約を入れます。
- 指定場所への搬出と処分:ゴミ処理券を購入して仏壇に貼り、指定された日時に収集場所まで自分たちで運び出します。
費用の目安
| 供養方法 | 費用 | 期間 | 持ち物 |
| 自治体回収の利用 | 1万円〜4万円 | 1日〜2週間 | 白い布・数珠 |
| 仏壇店の引き取り | 3万円〜7万円 | 1日〜3週間 | お布施・数珠 |
| 専門業者の丸ごとパック | 4万円〜10万円 | 1日〜2週間 | 特になし |
地域・宗派の違い
都市部では菩提寺との付き合いがない家庭が多く、僧侶派遣サービスを利用して定額のお布施で閉眼供養を行うケースが増えています。一方、地方では菩提寺との関係が深いため、相場に沿ったお布施の包み方が求められるほか、浄土真宗では「魂抜き」ではなく「遷座法要(お移し)」という異なる教義に基づいた儀式を行います。
注意点
- ・閉眼供養を行わずに仏壇を処分してしまうと、親族から罰当たりだと責められて親族トラブルに発展する恐れがあります。
- ・仏壇の引き出し内にある遺品や貴重品を事前に確認しておかないと、現金や重要書類をそのまま一緒に廃棄してしまう危険性があります。
- ・自治体の粗大ゴミを利用する際、指定の収集場所まで自力で搬出できないと、回収自体を断られる場合があります。
このような方に向いています
- 仏壇じまいにかける予算をできるだけ最小限に留めたい方
- 自分たちで仏壇を家の外や指定の場所まで運び出す人手を確保できる方
- 特定の菩提寺を持たず、お布施の費用を明瞭に抑えたい方
よくある誤解
仏壇じまいは必ず購入した仏壇店や専門業者に頼まなければならないと思われがちですが、実際には閉眼供養さえ済ませていれば、自治体の粗大ゴミとして安価に処分しても法的な問題や宗教的な問題はありません。
次の行動
① 仏壇の正確なサイズ(縦・横・奥行き)を計測し、居住する自治体の粗大ゴミ処理手数料をホームページ等で調べます。
② 菩提寺がある場合は供養の相談をし、ない場合は定額で依頼できる僧侶派遣サービスの費用を比較します。
③ 親族に対して仏壇じまいを行う旨と、選択しようとしている供養・処分の方法を事前に共有して合意を得ます。
迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
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