Q. 【家族】家族が遠方でも葬儀は問題なく行えますか?
家族が遠方に住んでいる場合でも、近隣の葬儀社や代行サービスを活用することで葬儀は問題なく行えます
移動にかかる時間を考慮した日程調整が必要となりますが、リモートでの打ち合わせやオンライン参列などを取り入れることでスムーズに進行できます。
状況
家族や親族が遠方に居住している中で突然の不幸があった際、葬儀の準備を誰がどのように進めるべきか分からず、判断が止まってしまう遺族は少なくありません。現地へすぐに駆けつけられない焦りと、葬儀の手配や手続きを遠隔で並行して進めなければならない負担から、何から手を付けるべきか迷う場面が具体的に生じています。
背景・基本的な考え方
近年の葬儀は、家族の就職や結婚に伴う都市部への移住により、親族が全国に分散している状況を前提として執り行われることが増えています。葬儀の本質は故人を弔うことにあるため、全員が同じ場所に揃わなければ執り行えないという制度や法的な決まりはありません。葬儀社も遠方からの喪主や参列者を迎える体制を整えており、現地にいる代理人や葬儀スタッフと連携しながら役割を分担して進める考え方が定着しています。
判断基準
家族が遠方にいる場合の葬儀は、「誰が現地で最初に動けるか」と「移動に何時間かかるか」によって決まります。まずは故人の安置場所を確保するために、最も早く動ける親族や葬儀社へ連絡を入れることが判断の軸となります。また、遠方組の移動手段(新幹線や飛行機)の空き状況と到着時間を確認し、通夜や告別式の日程を後ろ倒しにするかどうかも重要な決定要素です。
具体的な選択肢
- 日程を延ばして全員の集まる時間を確保する葬儀遠方の家族が現地に到着するまでの時間を考慮し、火葬場の空き状況や遺骨の安置期間を調整して全員が揃ってから通夜・告別式を執り行う最も一般的な方法です。
- オンライン配信を活用したハイブリッド型の葬儀高齢や体調不良でどうしても移動ができない家族のために、現地の葬儀会場から式をリアルタイムで生配信し、画面越しに参列してもらう方法です。
- 現地の手続きを代行・一任する直葬(火葬式)移動がどうしても間に合わない、または経済的・物理的な事情がある場合に、現地の葬儀社に火葬手続きをすべて一任し、後日落ち着いてから遺骨を迎えて供養する方法です。
手順・流れ
- 1. 現地の葬儀社へ連絡し、遺骨・遺体の安置を依頼するまずは病院や施設から故人を搬送する必要があるため、現地の葬儀社に連絡をして安置場所を確保し、遠方から向かっている旨を伝えます。
- 2. 移動手段の確保と到着時間の確定を行う遠方にいる家族は、現地の葬儀社と電話やメールで連絡を取り合いながら、自身の移動手段を確保して正確な到着予定時刻を割り出します。
- 3. 葬儀日程の決定と役割分担の打ち合わせを行う全員が現地に到着した段階、あるいはリモートでの打ち合わせにて、到着時間を基準とした葬儀日程を決定し、役所手続きや受付などの役割を分担します。
費用の目安
| 供養方法 | 費用 | 期間 | 持ち物 |
| 日程延長型の葬儀 | 80万円〜150万円 | 3日〜5日間 | 喪服・数珠・死亡診断書 |
| オンライン活用の葬儀 | 50万円〜120万円 | 2日〜3日間 | スマホやタブレット・通信機器 |
| 現地一任の直葬 | 20万円〜40万円 | 1日〜2日間 | 委任状・申請者の身分証明書 |
地域・宗派の違い
都市部では火葬場が混雑していることが多く、遠方の家族が移動する時間を自然に確保しやすい反面、地方では「亡くなった翌日に火葬を行う」という地域特有の前火葬の慣習が残っている場合があります。また、伝統的な宗派では菩提寺の僧侶の都合を最優先に調整する必要があるため、遠方の家族の都合だけで勝手に日程を決めると、戒名授与や読経の段階でトラブルになることがあります。
注意点
- 遠方からの移動時間を考慮せずに葬儀日程を組んでしまうと、主要な家族が火葬や告別式に間に合わない場合があります。
- 現地の葬儀社へ事前に代行範囲を確認しておかないと、役所への死亡届の提出や火葬許可証の取得手続きが滞る恐れがあります。
- 親族間でオンライン参列や日程変更の方針を事前に共有しておかないと、葬儀後に「軽視された」と不満を抱かれ意見が分かれるケースがあります。
このような方に向いています
- 家族や親戚が全国各地に分散して暮らしている方
- 高齢や病気などの理由で長時間の移動が難しい家族がいる方
- 急な不幸で現地の土地勘や手配のツテが全くない方
よくある誤解
家族が遠方にいると葬儀を延期しなければならないと思われがちですが、実際には現地の葬儀社が遺体の安置や保冷処置(ドライアイスやエンバーミング)を適切に行うため、数日程度であれば状態を保ったまま到着を待つことができます。
次の行動
① 現地の葬儀社へ速やかに連絡し、故人の安置と移動中の家族がいる状況を伝えて相談する
② 遠方にいる家族の移動ルートと、現地に最短で到着できる日時を正確に把握する
③ 親族間で葬儀の規模(全員を待つか、オンラインを併用するか)の希望をすり合わせる
迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。
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