Q. 神式葬儀の流れはどうなっていますか?
答え
神式葬儀は、通夜祭から葬場祭・火葬祭・帰家祭までを神職が司り、故人の御霊を慰めて祖先神へ導く一連の儀礼として進行します。
1. 背景・基本的な考え方
神式葬儀は神道の考え方に基づく葬儀であり、故人の御霊(みたま)を鎮めて家の守護神として祀る目的があります。仏式の読経に相当するのが「祝詞(のりと)」であり、焼香ではなく「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」を行います。
加えて、通夜に相当する「通夜祭」、葬儀に相当する「葬場祭」など、儀式の呼称が異なります。
地域によって差があります。宗派によって差があります。
2. 手順・流れ(ある場合)
- 事前相談・準備。
葬儀社・神職への相談、会場・祭壇・日程の調整、遺族の役割確認を行います。 - 通夜祭の実施。
神職による祭詞奏上、遺族・参列者の玉串奉奠を行い、故人の御霊を慰めます。 - 葬場祭の実施。
神式葬儀の中心となる儀礼で、祭詞奏上・玉串奉奠・撤下品(さげもの)の授与などが行われます。 - 火葬祭の実施。
火葬場で簡潔な儀式を行い、故人を送り出します。 - 帰家祭・直会(なおらい)。
自宅に戻り、遺族の心身を祓い清める儀礼を行い、儀式の一区切りとします。 - 忌明・霊璽(れいじ)奉斎。
霊璽(位牌に相当)を神棚に祀り、一定期間の忌を慎みます。必要に応じて年祭(法要に相当)を行います。
3. 費用・期間・持ち物の目安
| 項目 | 内容 | 相場・目安 |
|---|---|---|
| 主な費用 | 神職への祭祀料・会場費・祭壇費用など | 20万〜60万円 |
| 付帯費用 | 火葬料・返礼品・会食費・車両関係費など | 10万〜40万円 |
| 期間 | 通夜祭〜葬場祭・火葬までの期間 | 1〜2日 |
| 持ち物 | 本人確認書類、印鑑、火葬許可証、白色の喪服など | 施設によって異なる |
地域・宗派・運営主体によって差があります。
4. 地域・宗派による違い
- 地域差:地域によって手順・費用・形式が異なります。
- 宗派差:宗派によって作法や儀礼内容が異なります。
不明点は寺院・霊園・自治体・専門機関への確認を推奨します。
5. 注意点とまとめ
- 神職への依頼方法や式次第は地域・神社ごとに異なります。
- 玉串奉奠の作法や服装指定があるため、事前確認が重要です。
- 費用項目に含まれる内容は葬儀社や神社によって異なるため、見積書の確認を推奨します。
- 不明点は必ず寺院・霊園・自治体・専門機関に確認してください。
- 早めの準備と相談が安心につながります。
6. 次の行動
- 親族・喪主・関係者に希望を共有する。
- 神社・葬儀社・役所(担当課)に相談する。
- 必要書類・費用を準備し、案内に沿って手続きを進める。
迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。 無料相談はこちら
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