遺品整理

Q. 形見分けで親族がもめないためにはどうすればよいですか?

A. 答え:形見分けを始める前に、相続人で対象品と分け方を共有し、全員が納得した内容を記録しておきましょう。

遺言書の有無や品物の価値も確認し、価値の高い品や換金性のある品は、形見分けと分けて相続人同士で話し合うことが大切です。

まず遺言書と品物の持ち主を確認する

故人が品物の渡し先を遺言書などに残していないか、形見分けを始める前に確認します。遺言で特定の品の渡し先が指定されている場合は、その内容を踏まえて進めてください。

また、故人の持ち物に見えても、家族との共有物や借りていた物が含まれていることがあります。誰の所有物か判断できない品は、確認が済むまで分けないようにします。

品物を一覧にして、分け方を先に決める

品物を一人で持ち出したり、先に誰かへ渡したりせず、まずは一覧や写真で親族に共有します。そのうえで、次のようなルールを話し合っておくと、希望の食い違いを減らせます。

  • 故人が生前に希望を伝えていた品は、その希望を尊重する

  • 複数人が希望する品は、譲り合う、順番を決める、抽選にするなど、合意した方法で決める

  • 希望者がいない品や、処分する品もあらかじめ確認する

  • 価値の高い品は、形見分けとして先に渡さず、相続人全員で扱いを決める

分け方は、品物の数や金額を一律に等しくすることだけが公平とは限りません。親族が納得できる基準を事前に決め、合意した内容を記録に残しましょう。

話し合いがまとまらない品は、いったん保留にする

希望が重なったり、品物の価値について意見が分かれたりしたときは、その場で決着を急がず、品物を保管して改めて話し合います。特に、故人名義の預貯金や高価な美術品など、相続財産にあたるものは、形見分けと区別して扱う必要があります。

遺産分割が終わっていない財産を、相続人の一人だけの判断で処分したり取得したりするのは避け、相続人全員で確認してください。相続人間の合意が難しい場合は、形見分けをいったん止め、相続の専門家に相談する方法もあります。

遺品整理は、遺品の量や住まいの状況、家族だけで対応できるかによって進め方が異なります。
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