Q. 役所に提出する墓じまいの書類は誰が準備するのですか?
答え
墓じまいで役所に提出する書類は、施主が準備し、寺院・霊園の管理者と石材店が必要事項の記入や証明を補助する形で進めます。
1. 背景・基本的な考え方
墓じまいでは、墓地の使用権を返還し、遺骨を移動するために自治体へ改葬許可申請を行う必要があります。改葬許可申請書は自治体が定める様式で、施主が取得し、申請者として署名・提出します。
寺院や霊園の管理者は「埋蔵(収蔵)証明書」の発行を担当し、石材店は閉眼供養(魂抜き)後の遺骨取り出しに関わるため、書類手続きについて助言する場合があります。
地域によって手続きは異なります。
2. 手順・流れ(ある場合)
- 施主が自治体で改葬許可申請書を入手する。
- 寺院・霊園から埋蔵(収蔵)証明書の発行を受ける。
- 施主が新しい納骨先(改葬先)の受入証明書を取得する。
- 施主が役所へ改葬許可申請書一式を提出する。
- 許可後、石材店が墓石の撤去作業を行い、遺骨を移送する。
- 改葬先へ遺骨を納め、許可証を提示して納骨手続きが完了する。
3. 費用・期間・持ち物の目安
| 項目 | 内容 | 相場・目安 |
|---|---|---|
| 主な費用 | 墓石撤去費・整地費 | 10万〜25万円 |
| 付帯費用 | 閉眼供養、運搬費、新墓所での納骨費 | 3万〜15万円 |
| 期間 | 書類準備〜許可取得までの期間 | 1〜4週間 |
| 持ち物 | 本人確認書類、印鑑、受入証明書、埋蔵証明書、申請書 | 自治体により異なる |
地域・宗派・運営主体によって差があります。
4. 地域・宗派による違い
- 地域差:地域によって手順・費用・形式が異なります。
- 宗派差:宗派によって作法や儀礼内容が異なります。
不明点は寺院・霊園・自治体・専門機関への確認を推奨します。
5. 注意点とまとめ
- 書類は施主が主体となって準備し、管理者・石材店が補助する体制で進む。
- 書類の様式や必要項目は自治体によって異なるため、事前確認が重要である。
- 改葬先の受入証明書がないと役所は許可を出さないため、順序を誤らないことが必要である。
- 不明点は必ず寺院・霊園・自治体・専門機関に確認する。
6. 次の行動
- 寺院・霊園に相談し、埋蔵証明書の手続きについて確認する。
- 改葬先を決め、受入証明書を取得する。
- 自治体で改葬許可申請を行い、許可後に石材店へ作業を依頼する。
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